私の暮らす田舎では家の庭にパパイヤの木が植えてあるところが多く、今収穫できる時期になっています。そのため、いろんな方から「青いパパイヤいる?」と声がかかります。実際に庭に植えてあっても実を食べるのは東南アジアから来ている人たちかタイなどのアジア料理や沖縄料理が好きな私たち日本人くらいです。(タイ料理が好きなオージーも含む)沢山いただいても我が家も食べることができる限度があるため今回3ついただき、一つは使って後二つがキッチンカウンターにごろんとしています。
数日前に作ったパパイヤのデザート、コンポートです。お水、砂糖、シナモンなどを入れて煮込んで最後に大量のレモンを絞って入れて完成というとても簡単だけどさっぱりといただけて好きです。使用したパパイヤはいただいた際にすでに少し柔らかくなってしまっていました。パパイヤの香りも強くなってきていたのでそれを活かした調理がしたくてデザートになりました。 冬瓜のように出汁で煮込んでいただくこともできるのですが、香りが強いと私的にはカツオや昆布の香りを邪魔するのでは?と考えたのです。 実際には加熱すると匂いはほぼ飛んでしまいます。
一番好きな食べ方はソムタム、パパイヤサラダです。
人参やパパイヤを細かく千切りにしてライムやナッツ、ミニトマトなどが入ってとても好きで日本にいた時はもちろん、タイに旅行に行った際も必ず食べていました。魚醤(ナンプラー)とパクチーが好きでそれらが入った物なら何でも食べてみたいと思ってしまいます。
抗酸化作用があり、ビタミンAとCを含みカリウムも入っています。パパイン酵素は脂肪やタンパク質を分解してくれます。とても体に良いのです。
90年代初めの頃、「青いパパイヤの香り」という映画を観て衝撃を受けました。ベトナム系フランス人監督がフランスにスタジオを作ってその中で撮影をしたベトナム映画なのですがストーリーは勿論のこと、そこで出てくるインテリア、食べ物、空気感、主人公に魅了されました。今でも大好きで繰り返し時々観ている映画の一つです。その映画の中で主人公が青いパパイヤを調理するシーンがあるのですが、とても美しく愛しんでパパイヤを扱うのです。水洗いし、カットし、中の種に触れるシーンがとても好きです。当時はスーパーなどでまだ青いパパイヤは売られておらずタイ料理屋でしか私は食べることができませんでしたが、お店で売られているのを見た時は「自分で調理して食べたい!」とすぐに書いました。
沖縄・ベトナム・タイ・ラオスなど色々な国の調理法があります。レパートリーを増やしていくのが楽しみです。