我が家には4歳になるジャーマンシェパードのカイという犬がいます。私は大型犬を飼うのが初めてでまして警察犬などで有名なシェパードを自分が扱うことができるのか全く自信がありませんでした。日本で見たジャーマンシェパードは狭い庭で檻に入れられていて家の前を通り過ぎるとワンワンと吠えてくるという少し怖い印象がありました。
オーストラリアはペットショップはなくてブリーダーか保護施設から引き取るという方法でしか犬を飼うことはできません。ブリダーの犬でない限りDesexing surgeryが法律で決められています。(去勢手術)家で犬を飼うことが決まった時に当時刑務官として働いていた夫はそこで知り合った同僚がジャーマンシェパードのブリーダーということを知り、彼女から犬を飼うことにしました。母犬は刑務所で働いていた犬で父犬は警察犬です。私はメスが欲しかったのですが、申し込んだのが遅かったため、余ったワンコを引き取ることになりました。
↑ お父さん
生後3ヶ月ほどは母犬と過ごし、それから新しい家族のもとに来ます。生まれたての写真が送られてきました。
ネズミなのかなんの動物なのかよくわからない状態です。こんなに沢山一度に生まれるということも知らずびっくりしました。
↑お母さん 今改めてこの写真を見てみるとうちのカイはお母さん似な気がします。
この子が来るよという連絡がその後来ます。
そして我が家にやってきました!
体と同じほどの大きさの肉付き骨を食べてます。
生後半年すぎた頃にはこんなに大きくなっています。この頃左の耳がまだ立たずにいずれピンとするだろうと思っていたのですが
4歳になった今も立たないのでこのままなのですね。
一番驚いたことはとにかくひょうきんな性格ということ。おどけることが多く、あとはストーカー気質。
どこへ行くにもついてきます。もちろんトイレの中も入ってこようとします。シャワーのドアも開けてくるし必ず飼い主が見える位置にいます。とにかく24時間ベッタリ。以前チワワを飼っていたのですが愛玩犬のようがよっぽど一人が好きというか大人なのです。 うちのカイは吠えることも少なく、夜に外に出ている時に暗闇の中で風が吹いて草が揺れたら吠える、牛が嫌いなので牧場の自分に比較的近い場所に移動してきたら吠えるくらいです。郵便配達の人も尻尾を振ってお迎えして、我が家に来るお客さんにも同じです。番犬にはなりません。
一度全くカイのみで家にいる際、誰かが来た時どんな反応なのか見て見たことがあるのですが全く吠えないので彼の存在自体がわかりませんでした。
家の中にいて何か物が倒れる音がすると飼い主の影に隠れます・・・・
何か危険が迫った際には私たちが彼を守らなければなりません。体重が私より少し軽いくらいで40キロはあるので散歩に連れて行った事がありません、引っ張られたらコントロールできないのですが家の敷地が広いのでかなりの時間を思いっきり走ったりして十分な運動はできています。うちのワンコを触った後で小さな犬や猫を触る時にどうしていいかわからな行くなります。壊れてしまうんじゃないかと心配になるのです。
犬に限らず動物が家にいると精神的にとても癒されると感じます。それがインコであれうさぎであれ気持ちが優しくなったり幸せを感じるのです。田舎で暮らしこれといった娯楽施設や買い物をする場所はありませんが自然に囲まれ、可愛い動物と暮らしていると退屈とは無縁です。元気で長生きして欲しいと心から思います。