以前3ヶ月かけてクイーンズランドを船で縦断した話に戻るのですが、その時の暮らしや上陸した場所や島についてもう少しランダムになりますが書いてみたいと思います。風とお天気次第で進むことができる方向や距離が変わるセーリング。 いつ旅が終わるのかネット環境のある場所にいけるのかわかりません。雨水をため、なるべく船にストックしてある真水を消費しすぎないように考えながら生活します。
食料も同じです。船には粉ミルク、ありとあらゆる缶詰、穀類、ビタミン剤などを積んでいます。インスタント食品もありますがやはりあまり美味しいとは感じません。冷凍庫もありますが、肉類を保存できるスペースにも限界があります。日本から持ってきたお菓子類はあっという間になくなりました。
停泊せざるを得ない状況やしばらく1箇所にとどまる際に行うのは漁です。彼は釣りが得意で観察してどこが穴場かをすぐに察知するタイプの人なので心強かったです。私は本格的に釣りなどしたこともなく何もかも初めての経験ばかり。餌を捕まえることから始めるのです。下の写真はホワイトニングという魚。網を投げて浜辺で大量に取ることができます。塩胡椒をつけて小麦粉で薄くコーティングしてあげて食べると本当に美味しい!
網を投げてこんなふうに魚を捕まえます。↓
↓ この川を下った場所に停泊したときはマッド(土)クラブ(蟹)を捕まえるためマングローブの根の部分に罠を仕掛けて半日から1日置くと
何匹も罠にかかります。茹でて食べるととても美味しいです。
野生のマンゴーを取ったり。
浜辺でココナッツを集めてカチ割りココナッツウォーターを飲んだり、実を食べたりします。
牡蠣を見つけて美味しいので大量に食べたりもしたのですが、これは注意が必要です。食中毒とは違い毒素があったらしく、全身の節々がとても痛くなり始めました。最初は彼が膝が痛いと言い、翌日私は肘やら膝やらが痛むのです。痛み止めを飲むとすぐに治ったのでしばらく牡蠣を食べ続けました。ある日寝ている時に痛みで目が覚めこんな状態は普通ではないと感じ、ケアンズやどこか都市部に着いたら一度日本に帰って病院に行こうとまで思いました。彼が「牡蠣を食べるのをやめよう」と言って翌日には痛みが消えました。後で調べたら夏の牡蠣はあまり良くないとか色々な記事が見つかりました。
素潜りをして彼がスピアフィッシングで魚を捕まえたりさらに色々な方法で食料を調達します。また近いうちに書きたいと思います。